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新世紀の曙

2000年12月29日、雪の稚内駅を夜行列車で出発し、早朝に札幌から新千歳空港、そのまま羽田へ飛んで成田へ移動、成田からシカゴへ飛び、太平洋に続いて大西洋も越えるという荒業で、現地時間12月31日早朝にドイツのフランクフルトへ着いた。（詳細はこちらにまとめたのでご覧いただきたい…） 千年紀の終焉をベルリンで迎え、「新世紀もまた…」と考えないではなかった。早朝のフランクフルトから、早速列車で動き始め、ヴュルツブルグに立ち寄った後、ベルリン方面への乗換えを行うハノーヴァー駅までやって来た。30時間以上横になって眠っていないという状態が重くのしかかった。ここは各方面への交通が交差するようになった場所である。翌朝何処へ向かうにしても便利だ。 駅前のホテルで休み、“カウントダウン”をする様子をテレビで見て、日本時間よりも8時間遅く新しい世紀を迎えた。 翌朝、冬の遅い夜明けの中、私はベルリンへ移動することにした。列車の進路は東である。新しい世紀の暁が見える… 車窓に“初日の出”を眺めながら、私はベルリンへ向かった…

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