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Die Galerie

晩秋
ローザンヌの晩秋
フランスのリヨンからローザンヌに入り、バーセルへ向かう途中、ローザンヌへ立ち寄った。湖を見下ろすように拡がっている丘陵とその隙間の平地に、巧みに建物が配されていて、独特な景観を型造っている。晩秋の葉が落ちた樹木の向こうに覗く家並みが良い。
スイスはどちらかと言えば、移動の途中に通過し、立ち寄るという型での訪問ばかりだ。スイスの列車には、“スイス鉄道”を意味する文字が独語、仏語、伊語で書き込まれている。かなり強い自治権を有する“カントン”と呼ばれる州が寄り集まった連邦国家がスイスなのだが、各々がこれらをそれぞれに用いているので、地域間を結ぶ列車には多数派の3ヶ国語を書いてあるのだ。この3ヶ国語の中では、概ね独語が7、仏語が2、伊語が1という比率と聞いている。
ローザンヌは仏語の地域である。この時はリヨン、ジュネーヴ、ローザンヌと仏語が続いたので、一寸飲み物を頼む時などは仏語のボンジュールが口を突いて出るようになっていた。直後に独語が多数派のバーゼルへ行くと少々面食らう…


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