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Die Galerie

夜の広場
ブリュッセルのグランプラス
ベルギーは、様々なものを扱っていた商工業都市が連なっていた地域が連なって、現在の国境の枠に収まっているという感じがする…大きく分けてオランダ語系の地域とフランス語系の地域が並存していることもあり、ベルギーは入った地点毎に「こんな雰囲気」という訪問後の感想が分かれると見受けられる。
ブリュッセルでは、オランダ語の看板の傍らでフランス語の会話が聞える。その逆もある。駅名もオランダ語とフランス語がある。例えばブリュッセル北駅は“Noord”と“Nord”で違いは然程気にならない。大方こういう程度の「綴りが一寸違う」感じかもしれない。しかしブリュッセル南駅というのは“Zuid”と“Midi”という具合で見た目の感じも違い、慣れないと少し慌てる場合もある。欧州の国々の交差点のような地勢もあり、欧州連合の機関が所在するブリュッセルだが、一寸歩いてみるだけでも何となく独特だ。国々の交差点のようなベルギーのほぼ中央で街々の交差点のような様相なのがブリュッセルだ。よく見るとオランダ語系地域に寄っているこの街だが、街の中ではフランス語を耳にする場面の方が多い。見よう見真似も、少々下手でもフランス語の方が通りが良い…
この辺りについては詳しく話すと長くなり、煩わしいので他の機会に譲りたい…
ブリュッセルの都心部は、旧い路地の延長で拡幅したかのような、些か曲がった複雑な街路が拡がっている。訪ねる都度に少々手間取りながら、私はブリュッセルではグランプラスへ足を運ぶ。華麗さを競ったと見受けられる建物がほぼ方形の広場を囲んでいるが、ここの雰囲気が気に入っている。私が訪れた範囲の欧州の街で、他所にはこの雰囲気は無い。殊に暗くなってから照明に広場を囲む建物が浮かび上がると、時間と空間を越えてしまいそうな気分になる…


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